シドニー【イベント】

シドニーのマルディグラ攻略ガイド!世界最大のゲイ・レズビアンパレードに行ってみよう


 

オーストラリアの暑い夏もようやく終わり 少し涼しくなった頃、その暑さを取り戻すかのようにシドニーが1年で最もアツくなるお祭りがあります。

それが「Mardi gras(マルディグラ)」です。

ゲイやレズビアン、トランスジェンダーなどLGBTQIの文化を讃え祝うお祭りで、このシドニーのパレードは世界的にも大規模なものとして知られています。

オーストラリア中、そして世界中から観光客が集まり マルディグラを祝い楽しみます。

今回はそのシドニーのマルディグラのパレードの楽しみ方・観覧場所・注意事項などを踏まえて皆さんに紹介していきます。

 

 

Sydney Mardi Gras(シドニー マルディグラ)

 

 

近年プライドパレードは世界中のあらゆる地域で行われているが、オーストラリアのシドニーで開催されるマルディグラは世界的に見ても大規模のイベントとして知られている。

パレード参加者はなんと延べ1万人、観覧者は30万人にも昇るというのだから驚きだ。

しかし、シドニーマルディグラの見どころはパレードだけに収まらない。

パレード開催日までの約3週間 各地で100以上ものイベントが行われ、シドニー全体がお祭りモードとなる。

シドニーが1年の内で最も熱気に包まれるのがこのマルディグラ開催期間中というわけだ。

 

 

パレードを見る場所に関して

 

 

まずはこちらの地図をご覧いただきましょう。

パレードはHyde Park(ハイドパーク)という市街地にある大きな公園からスタートし、Oxford Street(オックスフォードストリート)を進みます。

そしてTaylor Square(テイラースクエア)を曲がり、Flinders Street(フリンダースストリート)を抜けMoore Park(ムーアパーク)という公園を終点に約1.7Kmの区間で開催されます。

上の地図、赤丸で囲った部分がテイラースクエアでここがおすすめの観覧スポットとなります。

この曲がり角には毎回大型スクリーンが設置されるので、パレードを見ながら同時にカメラが映し出す映像を楽しむことができます。

また このエリアではパレード中に何度か花火が上がり、参加者も観覧者も最高潮に盛り上がるエリアなのです。

そのため、毎年この場所は大人気なので早めに陣取らないと、あっという間に人で埋まってしまいます。

このおいしいエリアの前列を確保したい場合は、パレード開始の3時間以上前には到着しておきたいところです。

 

万が一この場所を取れなかった場合はオックスフォードストリート沿いをチョイスしましょう。

テイラースクエアを超えたフリンダースストリートは比較的遅い時間(18時以降)でも何とか場所を確保できますが、この辺りはパレード参加者も歩き疲れor踊り疲れてややテンションが落ちてくる場所でもあります。

せっかくなら思いっきり盛り上がったパレードを見たいですから、熱気に溢れたスタート地点近くを狙って行きましょう。

 

 

遅めの時間に行く方は画像のようなイスや折り畳み式椅子を持っていったほうが良いかもしれません。

実際に多くの方が椅子を持参してきていますし、18時頃に向かうなら椅子無しではパレードはほとんど見れないと思っておいた方が良いです。

 

 

18時頃になるとオックスフォードストリート沿いはほぼ人で埋まります。

 

 

早めの行動を意識しよう

 

(ミュージアム駅前。夕方には道路が封鎖され歩行者も通れないようになります)

 

オックスフォードストリートに向かう場合は最寄りのミュージアム駅から徒歩でのアクセスが最も簡単です。

ただしパレード当日、こちらの駅は17時にクローズしてしまいますので注意が必要です。

そして、ハイドパークを含めこの辺りのメインストリートは夕方になると警察によって完全に封鎖されます。

そのため オックスフォードストリートまで辿り着くには道路を迂回して遠回りしなければなりません。

通常5分以内でアクセスできるところも、20分くらいかかります。

早め早めの行動で、遅くなってしまわないように気を付けましょう。

 

 

夕食は先に、そして飲みすぎ注意です

 

パレードは19時から開始なので、夕食は先にとっておくことをオススメします。

なぜならパレードは約3時間続きますので、食べていないと途中でお腹が空いてしまうからです。

お菓子や軽食を持っていくのもアリです。

 

(仮設トイレがあるが、数が多くは無いので大行列)

 

そして気を付けてもらいたいのが、パレード前に飲み物を飲み過ぎないようにすることです。

道路に仮設のトイレが設置されていますが、夕方頃には大行列となります。

1回の待ち時間は30分かかる場合もあり得ますし、トイレから戻る頃に確保していた場所が詰められてしまうなんてことも有るかもしれません。

できればトイレは早いうちに済ませておいて、混雑してくる時間帯には行かなくても良いようにしておきたいものです。

 

 

パレードが開始したらあとは最高に盛り上がるだけ

 

19:15 バイク行進

 

 

公式にはパレードの開始時間は19時とありますが、19時15分頃になると初めにゲイ・レズビアンの方々によるバイク行進が始まります。

大きなマフラー音とともに、レインボーのフラッグを掲げた沢山のバイクが疾走していきます。

これが始まると人々のテンションはどんどんと高まってきます。

パレードの余興として毎年行われています。

 

19:30 パレード開始

 

 

バイク陣が去るといよいよパレードの開始です。

沢山の参加者が所属する組織やグループごとに行進していきます。

プラカードを持って平等を訴える者、マルディグラを祝う者など様々です。

観客の歓声が更にパレードを盛り上げていきます。

 

19:45 ビッグバス登場

 

 

観光バスでお馴染みのビッグバスが姿を変えて登場です。

マルディグラはLGBTQIなどの性的マイノリティだけでなく、このようにアボリジニの人種問題などもテーマとして扱っています。

すべての人々が平等であってほしい。そんな強いメッセージが伝わってきます。

 

20:00 大きなフロート車がお目見え

 

 

辺りも段々と暗くなってきた頃、パレードはどんどん盛り上がりを見せていきます。

派手でポップなフロート車が次々に押し寄せ、それに付くように参加者が踊りながら観客を更に盛り上げます。

 

 

大音量の音楽と共に、まるでクラブの中にいるようなアゲアゲ状態で観客のテンションもピークに。

参加者の際どい格好も見ものです。

 

20:15 海上救助隊の行進

 

 

マルディグラには海上救助隊、連邦警察、国防省などいわゆるお堅い仕事の方々もパレードに参加しています。

こういったところから、いかにオーストラリアにとってマルディグラが重要なお祭りであるかということが分かります。

 

20:30 カンタス航空登場

 

 

オーストラリアを代表する航空会社大手のカンタス航空もスポンサーとなってパレードに参加しています。

レインボーの鬣を付けた飛行機の機首を模ったフロート車がインパクト大です。

 

ここからもまだまだ数多くのグループが流れていきます。

迫力のあるパフォーマンスに見入ってしまい撮影を忘れてしまったほどです。

 

 

花火も上がり、まだまだ盛り上がりは冷めません。

ここから後半戦に突入していきます。

 

21:30 煌びやかで愉快なドラッグクイーンが盛り上げる

 

 

マルディグラの見どころは、ド派手で煌びやかな衣装を身にまとうドラッグクイーンにもあります。

ゲイカルチャーの象徴とも言える彼らはパレードには欠かせない存在です。

濃いメイクと高く盛られた髪型、そしてその衣装は要チェックです。

 

21:45 シドニーが位置するニューサウスウェールズ州政府も派手に登場

 

 

政府が公式に祝うゲイ&レズビアンパレードって凄いですよね。

改めて、オーストラリアという国がマイノリティ先進国であるということに気づかされます。

 

22:30 パレード終了

 

 

約200組のグループがパレードを終えると、観客からは大きな歓声が上がります。

約3時間にも及ぶ大興奮のパレードは感動のひと言に尽きます。

そう、これがオーストラリアなのです。

人々がお互いを尊重し、認め合う素晴らしい国。

そんな気分に浸りきったパレードでした。

 

 

パレード後も盛り上がりは続く

 

 

パレードが終わったら帰宅?

いえいえ。パレード後からが本番です!笑

パーティーは夜通し続きます。この日ばかりは皆、朝まで飲み明かします。

オックスフォードにあるパブに行くのもよし、タウンホールでご飯を食べに行くのもよしです。

この日は朝まで楽しんじゃいましょう!

 

 

行動プラン例

 

15:00 タウンホールで食事

16:00 スーパーでお菓子や飲み物を買い出し

16:30 オックスフォードストリートへ向かう

17:00 場所取り開始

19:00~22:30 パレード観覧

23:00 パブやレストランへ

 

 

さいごに

 

1978年、シドニーマルディグラの起源ともいえるパレードが行われた際には53人の人々が逮捕されました。

彼らは新聞で実名を公表され、友人や知人には性的マイノリティであることが公になり、更には仕事を失った者もいました。

しかしそんな過去から40年の時を経て今、彼らは英雄となりました。

彼らが味わった屈辱は消え去ることは無いでしょうが、この出来事が新たな時代を生むきっかけとなったに違いないはずです。

そんな歴史を頭の片隅に置きながら、シドニーのマルディグラを盛大に祝福していただければと思います。